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小笠原慎之介がDFA危機で日本球界復帰の現実味 古巣・中日やソフトバンク参戦の可能性も
投稿日 2025年4月26日 01:30:51 (日刊やきう速報@野球まとめ)
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小笠原慎之介がDFA危機で日本球界復帰の現実味 古巣・中日やソフトバンク参戦の可能性も
ナショナルズ・小笠原慎之介が、早くも試練を迎えている。
昨オフにポスティングシステムを利用し、ナショナルズとメジャー契約を結んだ。先発ローテーションの一角を狙ったが、突きつけられた現実は厳しかった。オープン戦5試合に先発登板で1勝3敗、防御率11.25と結果を残せず、マイナーに降格。ナショナルズ傘下の3Aでも3試合登板で1勝1敗、防御率4.80とアピールできなかった。4月17日には7日間の負傷者リストに入ることも発表された。現地報道によると、脇腹を痛めるアクシデントが発生したという。復帰には1カ月以上かかると見られ、フロリダ州でリハビリ組に合流して実戦復帰を目指す。
スポーツ紙デスクは「体が強い投手なので故障は痛手ですが、投球内容については想定外の結果とは言い切れません。直球が140キロ台前半で、同じ左腕の今永昇太(カブス)のようにホップ成分が多いわけではないので、空振りを奪えない。制球力も菅野智之(オリオールズ)のように抜群に良いわけではないので、チェンジアップを見極められると苦しくなります。中日時代は投手有利の広いバンテリンドームが本拠地でしたが、規定投球回数に到達したシーズンで防御率2点台以下は1度のみと、打者を圧倒してきたわけでもなかった。メジャーで活躍できるか懐疑的な見方が多かったです」と話す。
米国メディアの報道によると、小笠原はナショナルズと総額350万ドル(約5億4600万円)で2年契約を結んだ。今季は年俸150万ドル(約2億3400万円)、来季は200万ドル(約3億1200万円)の内訳となっている。昨季、中日での推定年俸が9300万円だったことを考えると、2倍以上にはね上がり、期待の大きさを物語っているように感じるが、米国で取材するスポーツ紙記者は違った見方を示す。
「昨年のMLBの最低年俸は 74万ドル(約1億1,000万円) です。小笠原が契約合意した年俸はその2倍より少し多いぐらいで、決して高い額ではない。ナショナルズからすると、先発ローテーションに入ってもらわなければ困る投手でなく、競争の中で勝ち抜いてほしいという期待枠の投手です。オープン戦で結果を残せず、3Aでも結果を出せずに序列が上がらない中、さらに故障で離脱したとなると立場が厳しくなる。まだシーズンが始まって間もないですが、故障から復帰しても結果を残せないようだと、DFA(メジャーの40人枠から外れる措置) の対象になる可能性が出てきます。複数年契約の選手は最終年にDFAになることが多いですが、小笠原の場合は年俸が安い。球団が早い段階で決断するかもしれません」
メジャーでは複数年契約を結んだ選手がDFAになることは決して珍しくない。19年オフにDeNAからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦した筒香嘉智はレイズと2年総額1200万ドル(約13億1000万円)で正式契約を結んだが、結果を残せず21年の5月にDFAになった。ドジャースへトレード移籍したが、その際、レイズが549万ドル(約6億390万円)、ドジャースが当時のメジャー最低年俸の43万ドル(4730万円)を支払うことで合意している。
「筒香の場合は日本で実績がある強打者だったので、ドジャースは再生できると判断して獲得に踏み切りました。でも、小笠原の場合はマイナーで高いパフォーマンスを見せないと、他球団がメジャー契約を結ぶ可能性は低いでしょう。DFAとなれば、日本球界復帰が現実的な選択肢となってきます」(スポーツ紙記者)
米国ではいばらの道が待ち受けているが、日本球界復帰となれば複数球団が獲得に興味を示す可能性がある。エース格とまではいかないが、イニングイーターとして試合を作る能力はNPBで証明している。古巣・中日のほか、先発陣が手薄なヤクルト、楽天、投打がかみ合わずに苦戦しているソフトバンクが争奪戦に参戦する可能性がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf572de7ec1cb5c6d5d2bb145a86ac3aa1c7f002
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Source: 日刊やきう速報@野球まとめ
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