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タティスJr(14年490億円)「若い頃に『将来の収入の10%』で2.8億円借りたら、49億円返すことに」
投稿日 2025年6月27日 16:00:21 (日刊やきう速報@野球まとめ)
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タティスJr.が抱える“負債” 2.8億円の受け取りが49億円に…米会社に怒りの訴え
パドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手が、違法かつ略奪的な金融契約を理由に企業を訴えた。23日(日本時間24日)、2017年に将来のメジャーリーグでの収入の一部を差し出す契約を交わした「ビッグリーグ・アドバンス・ファンド」および「ビッグリーグ・アドバンテージLLC(BLA)」に対し、カリフォルニア州の裁判所に訴状を提出した。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、「タティスJr.が略奪的ビジネス慣行でBLAを提訴」との見出しで報道。タティス側の訴状によると、「BLAが長年にわたり、法的監視を回避し、カリフォルニア州労働者の収入から数百万ドルを吸い上げる無認可の貸金業を運営してきた」としており、若年選手に対する不当な契約の実態が問題視されている。
「ESPN」によると、タティスJr.は将来の収入の10%と引き換えに、前払いで200万ドル(約2億8800万円)を受け取ったという。その後、2021年2月にパドレスと14年総額3億4000万ドル(約489億円)の契約を結び、少なくともBLA側に3400万ドル(約49億円)の支払い義務が生じた格好だ。また、今後タティスJr.が新規契約を結んだ際にもその一部を支払う義務が生じている状況だ。
当初は契約を肯定的に捉えていたが、現時点ではその認識が大きく変化している。タティスJr.は「この闘いは自分のためだけではなく、夢を追い、家族により良い生活を与えたいと願うすべての人のためでもある」と語り、「子どもたちはビジネスの裏をかくより、野球への情熱に集中するべきだ」と訴えた。
この契約は、メジャー昇格前のマイナーリーガーに対し、将来の収入の一定割合を差し出す見返りとして前払い金を提供するもので、選手がメジャーに到達しなかった場合は返済不要とされている。一見選手思いの制度のように見えるが、実際には中南米の若い選手をターゲットとした不平等な契約になっていると指摘されている。
実際、BLAとの契約を結ぶ若手選手は少なくない。2018年には元メジャーのフランシスコ・メヒアも、同様の契約について「著しく不当」として訴訟を起こしたが、最終的には取り下げに至っている。タティスJr.も契約を交わしたのはドミニカ共和国にいた時期であり、こうした背景が若年選手にとって不利な判断を強いている可能性がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3174bcb25c92d6ce8ce82e12bd96ccc00da7ad3
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Source: 日刊やきう速報@野球まとめ
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